アミリス(AMRS)チャプター11申請。

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2023年8月10日 合成生物を手掛けるアミリス(AMRS)が連邦破産法(チャプター11)の適用を申請したようです。 2021年にはテンバガーの花形として人気を博したアミリスが市場から撤退しそうです。 

アミリスってどんな会社?

 アミリス(AMRS)は米国のカリフォルニアに本社を置く化学品会社です。 合成生物を用いた再生可能化学品を製造・販売しています。 「バイオフェネ」のブランド名で再生可能ファルネセン(液体炭化水素分子)を化粧品・医薬品・香味・香料・燃料製品として販売していました。 ブラジルでは再生可能ディーゼルとジェット燃料を製造・販売しています。

  一般的に有名な化粧品にも使われており化粧品会社は身近な会社が取引先です。

合成生物というバイオセクターの将来性を明るいと見た投資家たちが大きく成長する可能性のある企業としてもてはやした時期があり、そのころに私も購入した一人です。 

チャプター11とは?

 米連邦破産法(チャプター11)は再建型の企業倒産処理を規定した法律で連邦破産法11条の事です。 日本でいう民事再生法と似ていまして、旧経営陣が引き続き経営を行い、負債の削減等を企業再建を目指すものです。

 経営陣は申請から120日以内に再建計画を提示し、債権者の過半数かつ債権額の3分の2以上の債権者の同意を得て裁判所の認可を得る必要があります。  申請が通るにしても完全な倒産となるチャプター7になったとしてもアミリスの上場は廃止されるため今持ってる株は無価値となります。 悲しいことですが、、、、

 不正会計問題も浮上?

 倒産に加えて再建できるかどうかに会計問題が浮上してきました。 2021年Q3~2022年Q4にかけて潜在的なサプライチェーン上の不正行為があったとして法学・法医学の専門家が調査しているようです。 この不正は現在も続けられている可能性もあり再建を目指すアミリスにとって本当ならば大きな不利になる行為です。 投資ばかりが先行して毎年赤字決算だったにも関わらず人気を博したアミリス。 

明日に活かす。

 ジェレミー・シーゲル教授の言う「成長の罠」にまんまと嵌った格好となりましたね。 大きく上昇した株は大きく下落する。 将来性に懸けたくなる気持ちがどうしても出てしまい、購入したのですが時価総額の小さいグロース銘柄は倒産のリスクも高くなります。 2021年Q3での大きな下落で損切してれば投資額の50%程は戻ってきたのにと考えてしまいがちですが、撤退ルールを購入時に決めておけ! という先人たちの言葉には真理があるようです。 これからは過度な将来性を期待しての購入は慎重に行わなければいけないと改める切っ掛けになりました。 また、購入時に一定の条件を満たせば売る。というルールを課したいと思います。 

コツコツどかーん

投資歴4年程の投資初心者40代後半♂です。 インデックス投資と個別株、コモディティに仮想通貨、たまにFXもちょっとだけやってます。  個人的な投資経験と投資情報を自己流に発信していきます。 資金は少ないですが継続は力なり!で前向きに続けていきます。

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