カーニバルクルーズの下落

個別銘柄

 6月26日、豪華客船のクルーズを運営するカーニバルクルーズ(CCL)が決算を発表しました。 概ね予想した通りのいい決算だったにもかかわらず、発表後の株価は約7.59%の下落で取引を終えています。 いい決算なのに下落? 可笑しな結果となった今回の珍事。 どうしてでしょうか?

決算良好でもなぜ下げる?

 今回のCCLの下落はどうしてそうなったのでしょうか? 理由はいくつか考えられます。

  • 市場予想ではなく投資家予想よりも低かったから
  • 利益確定の売りに押されたから 

 これらのどちらかが、または両方が原因で下げたのではないか?と言われています。 先ず決算の結果から。 

  • EPS 予想-0.34 結果-0.31
  • 売上高 予想47.7億ドル 結果49.1億ドル
  • EBITDA 予想6.59億ドル 結果6.81億ドル
  • クルーズ船の予約状況も大いに好調

と、市場予想よりも好結果となっており従来ならこの結果を受けて上昇するところです。 ですが、下落しました。 市場予想は超えてきた決算内容でしたが投資家達の期待には届かなかった可能性があります。 もっといい内容を期待していたのでしょうか? 確かに決算日まえからしばらく上昇が続いていましたからこれはコロナ禍後の業績に大いに期待してた投資家たちが株を買いまくった結果でしょう。 ですが決算の内容を精査すると思ったより良くなかった。 そこで売りにつながった可能性があります。 

 もう一つの理由は利益確定売り。 よくあることですが株は「期待で買い、事実で売る」と言います。 これからCCLの業績は回復するぞ!と予想した投資家たちは下落して割安水準だった株を買い向かったのは株価を見てもわかりますね。 ここ最近は急激な上昇を記録しています。 予約が殺到している状況が分かれば業績の回復が見込め「安い時に買って高く売る」の鉄則に従って大いに買いましたことでしょう。 で、いつ売るか。 ここなんですがテクニカルな指標で売買する場合と決算等のイベントで売買する方法があります。  今回は決算がいい売り時だったのでしょう。 ここ最近の急上昇に底で勝っていた人、押し目で勝った人、上がりきってから勝った人いると思いますがその中の多くが決算がいい内容であれば持ち続けるもよし、よくなければ売ろうと考えていたのでしょう。 

 結果、決算が発表されて下げが目立ったので乗り遅れまいと利益を確定するための売り注文を多くの方がいれた。 それで大きな下落につながった可能性が考えられます。 

今後はどうなる?

 私の考えですがCCLの業績は今後も伸びていくでしょう。 順調な予約状況もありますし一時的な戻りではなく長期的な需要を見込める展開ですので楽観視しています。 短期で売買する人にとっては利益確定売りだったのでしょうが、長期保有の私は少し様子を見たいですね。 コロナ前の株価にはまだまだ程遠いのでそのあたりまでは持っていたいと考えています。 実際、クルーズ旅行の予約は順調のようですがその予約が実際に業績につながりるまでは時間がかかる業態です。 いい内容の決算は来年のお楽しみに取っておくつもりで気長に保有します。

コツコツどかーん

投資歴4年程の投資初心者40代後半♂です。 インデックス投資と個別株、コモディティに仮想通貨、たまにFXもちょっとだけやってます。  個人的な投資経験と投資情報を自己流に発信していきます。 資金は少ないですが継続は力なり!で前向きに続けていきます。

コツコツどかーんをフォローする
個別銘柄投資
コツコツどかーんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました