7月26日にディフェンシブ銘柄として名高い、コカ・コーラ(KO)の決算が発表されました。 ハイテク銘柄ほどのインパクトはありませんが、多くの投資家から好まれる企業で連続増配でも有名な株です。 またオマハの賢人・投資の神様と言われるウォーレン・バフェットが好んで長期保有している銘柄として、知らない人は居ないぐらいの株です。
決算内容は?
コカ・コーラ(KO)の第2四半期(4-6月期)決算内容ですが、
- 売上高(前年同期比)119.72億ドル(+5.71%)
- EPS(前年同期比) 0.59ドル(+34.09%)
- 当期純利益(前年同期比)25.21億ドル(+32.68%)
- ROE(前年同期比)9.94%(+24.88%)
結果を見ると総じて良好といったところでしょう。 申し分ない決算です。
売上高の上昇より利益の上昇分が多くなっています。 コカ・コーラの会見では価格改定を幾度か行ったことが寄与したと言っています。 利益が拡大した分EPS(1株当たりの利益)も大きく上昇しています。 また今後の売行きにも言及しており概ね好調に推移するだろうと考えているようです。
決算説明会の内容。
下期の収益に影響がある3つの事として
- インフレのコストの低減。 上期のようなインフレによるコスト上昇は下がってきており、早晩コストは例年のようになるだろうとしています。 それは下期の収益向上に寄与しますね。
- 値上げ。 23年に行った値上げが下期の収益に大きく貢献するだろうという事です。 下半期も同じペースで行えば利益は上がっていくという事ですね。
- インフレ高の国々。 23年上半期はいくつかのインフレ高が予想に反して高くなった国々あったが下半期には落ち着くだろうと考えているようです。 そうなれば当然利益が向上します。
またアジア太平洋戦略では日本で大きな収益を得ていると発表しています。 日本人、コカ・コーラ製品好きですもんね。
それに中国では厳しい状況が続いいるが、インドも含めて強い需要がありつつも構造的なミックス効果はいい収益を上げ続ける事が難しいことも指摘しています。
今後の投資考察。
今回の決算では好調な業績であることは疑いようがなく。 今後の成長性もプラスになるだろうと予想しているようです。 ディフェンシブ銘柄で配当貴族。 良好な株であるKOは私の保有銘柄の中で一番パフォーマンスがいい株です。 長期投資銘柄として持ち続ける事はもちろん、価格が下がった時には買い増していきたい株です。
今回の決算内容を受けて数日は上昇するのではないでしょうか? 生活必需品ともいえる飲料を扱う企業で安定的な経営をしているコカ・コーラは定期的に買い増していき長期保有がいいと考えますね。
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