
今日は個別銘柄であるコカ・コーラ(KO)株について書きたいと思います。 コカ・コーラは日本市場のコカ・コーラ(2579)とは違いますので混合しないようにお気を付けください。 また、これから書くことは私の個人的な見解ですので参考程度にとどめてください。 投資は自己責任でお願いいたします。
コカ・コーラは誰でも知っている大手飲料メーカーです。 日本でもコーラやスプライト、ジョージアでお馴染みですよね。 コカ・コーラ等のジュース部門シェア率は50%以上と世界的に圧倒的な強さを持った企業です。
コカ・コーラってどんな会社?
コカ・コーラはアメリカジョージア州アトランタに本拠を置くノンアルコール飲料の世界最大メーカーです。 同社ブランドは500種以上の炭酸飲料、ダイエット炭酸飲料、果汁飲料、紅茶、コーヒー、水、スポーツ飲料、エネルギー飲料と多岐にわたり、主要なものには「コカ・コーラ」「ダイエットコーク」「パワーエイド」「ダサニ」「ミニッツメイド」などがあります。
世界中にコカ・コーラの飲料は販売されておりその知名度は言うまでもないかと思います。 また、著名投資家であるウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイがポートフォリオの約6.8%をコカ・コーラ株で占めている事やレイ・ダリオも約3.05%をコカ・コーラ株で占めている事でも有名です。
58年連続の増配記録で配当貴族銘柄としても有名であり、長期保有銘柄としては超優等生な銘柄です。 また、リーマンショックやコロナ禍時も大きく下げましたが急速に回復し、そのポテンシャルの高さと安定性が投資家に好感されています。
コカ・コーラの現状。
コカ・コーラの株主構成はバークシャー・ハサウェイが9.25%、ヴァンガードが8.55%・ブラックロックが7.00%と著名な投資企業が名を連ねています。

売上構成は上記で参考にしていただければと思います。
直近の決算である7月26日(2023年Q2)の内容としては売上高119.72億ドル・当期純利益は25.21億ドル。 ROE(自己資本利益率)は9.94、EPS(1株あたり純利益)は0.59でした。 アナリストらの予想を上回りガイダンスでも予測を引き上げるなど今後も好調な経営が続きそうです。
アナリスト評価も強気。 PER(株価収益率)は24.41と業界平均の27.27より少し低いため割安水準です。 また、Q2の営業キャッシュフローマージン(営業CF÷売上高)は37.32と理想的な15~35の水準を超えており「めっちゃ儲けてるよ」という事になります。
収益・EBITDA(営業利益+減価償却費)は3四半期連続で上昇しており好調さが強調されています。配当利回りは3.1%でキャピタルゲインを狙うというよりはインカムゲインをメインに据えた投資に向いた銘柄だと考えます。 10月2日の配当も1株当たり0.46ドルとなっており安定的な経営と大きな時価総額を有するコカ・コーラは長期で保有する銘柄として有望です。 私個人も投資を始めた初期から保有する銘柄で配当金を含めたゲインは個別銘柄ではコカ・コーラが最もパフォーマンスがいいです。

今度は株価ですが、上記チャートでもわかる通り直近の株価は58.82ドル、ここのところ連日下げています。 アナリストの予想では次回決算あたりから売上・収益ともに悪くなるのではないかと予想しています。 出荷ケース量も減ってきている事から影響は少なからずあるかと思いますね。
株価は年初来のサポートラインに達しており反発しやすい所に居ますが、ここより下がる場合はコロナ禍時の56ドル近辺が意識されると思います。 RSIは下がりすぎ水準に達しておりMACDも下落基調ですので予断は許さない状況ですがこの下落は買いますいい機会ではないかと考えています。
コカ・コーラへの投資は今後どうする?

ここ連日の株価下落はコカ・コーラに長期投資している投資家にしてみれば買い場の到来と考えているのではないでしょうか? 私もそう考えています。 58ドルは今年に付けた最安値近辺でありサポートラインがあります。 ここを突き破っての下落があれば更に買増していこうかと考えています。 今は円安が進行して買増すのに躊躇する方も多いとは思いますが、この先ドル円がどうなるかは正直見えない為、あまり考えすぎないほうがいいように思います。
また、コカ・コーラは将来的に考えても衰退する産業ではなさそうですし、連続増配も維持する公算が強いため(続けてきたものを止めるのは大きな混乱を招くため経営陣はよっぽどのことが無いと止めません)今まで通り長期保有銘柄としてバイ&ホールドを続けたい銘柄ですね。
※今日書いたコカ・コーラについては個人的な見解となっていますので参考程度に理解していただけますと幸いです。 投資は自己責任にて行ってください。
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