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ここ数日、住んでる地域では雨が続いています。 休日に天候が悪い日が続いていて気分も下がります。 下がると言えば相場。 日本とアメリカも基本的に上昇基調です。 暗号通貨も上昇中ですね。
しかし、最近アメリカではインフレの再燃も懸念されています。 インフレが再燃し、高い金利の中で」景気が悪くなってきたとき。 それはスタグフレーションという事になります。
最も忌み嫌う言葉それが『スタグフレーション』。 インフレで物価が上がる中、景気は悪くなっていく。 傷口に塩を塗られるような痛みを伴う経済状況ですね。 それがひょっとしたら、、、
とささやかれ始めています。 最近ではバンクオブアメリカのストラテジストがスタグフレーションの警戒を指摘しています。
いったいスタグフレーションとはどういった現象なのか? それにスタグフレーションは来るのか?について今日は書いていこうと思います。
スタグフレーションとは?
先ずはスタグフレーションとは何でしょうか?
スタグフレーションとは停滞を意味するスタグネーションと物価上昇を意味するインフレーションを合体させた造語です。 景気が落ち込んでいく中で物価が上がっていく状態の事を言い、「悪いインフレ」と言われ、忌み嫌われている言葉です。
スタグフレーションは実際に米国で起きています。 直近では約50年前の1970年代に10年程続いたようです。 当時のスタグフレーションは「第1次オイルショック」から「第2次オイルショック」によって原油が高騰し景気が冷やされた結果起こりました。 原油が高騰する事でモノの価格が大きく上昇し、景気が落ち込んでいったのです。 我々もコロナ禍に少しばかり経験していますよね。 コロナ禍では大幅や財政出動で逆に景気が良くなったせいでスタグフレーションは免れたのですが、当時はそうもいかなかったようです。
スタグフレーションが起こると現金や預貯金に大きな影響を及ぼします。 インフレによってお金の価値は大きく下がってしまうわけですから、いくら貯金に励んだところでインフレが続けばお金の価値は下がっていくばかりですからね。 貯金の上昇率がインフレの上昇率を超えない限り漸減が続くわけです。
スタグフレーションになるとインフレで消費は冷え込み、景気は悪化をたどるわけです。 かといってインフレを抑える為に金利を上げればさらに景気を悪くしてしまいますし、逆に金利を下げればインフレを助長させてしまうため金利操作が難しくなります。 そんな経済状況には何としてもならないようにしなければいけませんよね。
では、米国は本当にスタグフレーションになりつつあるのでしょうか?
スタグフレーションの過程
では、スタグフレーションになるかも知れない!という根拠はなんでしょう。 それはここ最近の経済指標に読むことができます。
先ずは3月12日発表された2月の消費者物価指数(CPI)です。 2月のCPIは先月比で0.4%の伸びにとどまり市場予想通りとなりました。 が、前年同月比でみると3.2%の上昇と市場予想を超えていました。 FRBの目標でもある安定的な物価上昇である2%にはまだ遠いことがわかります。
また、14日に発表された卸売物価指数であるPPIは先月比0.6%と市場予想の0.2%を大きく上回りました。 価格変動の激しい食品やエネルギーを除いた数字でも予想より高くなっていて物の値段が依然として高止まりしている事が伺われる内容でした。
CPIとPPIの指数から考えてインフレは再燃しつつあるのではないかと、懸念されはじめたわけです。 今までコロナ禍後のインフレ対処としてFRBは急速な利上げをしてきました。 現在の金利は5~5.25%です。 雇用はまだ堅調のようですが、少しづつ陰りが出てきています。 2月の雇用統計では強弱まちまちな数字が出て一貫性に懸ける事から変遷の時期が来たのではないかと私は考えています。 4月初週に発表される雇用統計ではっきりしてくるとは思いますが、陰りが鮮明になれば景気が落ちてきたと考えていいでしょうね。 そうなればインフレ時の景気後退となり得ます。
また、原油の生産はこの先も減産が続くでしょうからこれまで盛んだったEV(電気自動車)や脱炭素化は下火になりつつあり、原油の需要が上がりそうです。 そうなれば原油高によってインフレが再燃する率が上がりますね。
景気が低迷していき、さらにインフレが再燃すれば災厄なシナリオとしてスタグフレーションが皆の頭になかに入り込んできます。 投資の世界ではスタグフレーションである事が重要ではなくそうなるかもしれないとの懸念が認識されることが重要です。 結果より予測の時点で投資家は動きます。 ですから、懸念が共通認識として多くのメディアに取り上げられる前に株は大きく下がると思います。
スタグフレーション対策としては?
実際スタグフレーションとなれば株は大きく下落すると思われます。 その時に投資をする我々ががととれる対策は何でしょうか?
先ずは株は銘柄によっては売ることも必要になってくるでしょう。 スタグフレーションでも強い銘柄は一般的に銀行・エネルギー・鉄・貴金属です。 スタグフレーション下ではお金の価値が下がるわけですから株や不動産、貴金属に資産を配分してるほうが得策ですね。
また、ここまで株価をけん引してきたグロース銘柄は大きく下げるかと考えられます。 この先のAIの発展性と金利の下げが意識されて株価は上がってきていますがインフレが再燃すれば金利引き下げは遠のき、インフレ上昇すれば利上げも意識されるでしょうから再びグロースの闇が幕を下ろす格好となります。 このような不安定な時に輝くのは『金(GOLD)』です。
基本的に『金』は現物を持っていても配当が出るわけでもないので株と比べると魅力が薄くなるのですが「有事の金」と言われるぐらいですから何か情勢が悪くなると金は上昇します。
コロナの時もそうですが一旦は下がる時は皆、下がります。 その後に選別されていきます。
まとめ
インフレと景気後退の二重苦となるスタグフレーションが来るのかどうかは正直分かりません。 2月分の物価指数もパウエル議長が言うように一過性の物かも知れませんしね。 雇用は陰りがこの先見えてくるとは思いますが、インフレは正直先を見るのは難しいと思います。 ですが、利下げと株価上昇が約束されたように考えるのは危険だと認識したい所です。 世間ではソフトランディングが認識されていますが、もし、スタグフレーションになってもいいように資産の配分をコントロールしておいてもいいのではないでしょうか? 私は貴金属の比率を少し上げておきますし、国債も買い足す予定です。 上昇すればそれは良い事ですし、急落があれば買増すチャンスが来たと思うだけです。
それに、パウエルFRB議長の今回FOMCでの発言を聞いてると政治色が強く出てる気がします。 大統領選挙を11月に控えてるのでその影響があるような気がしてなりません。 現職のバイデン再選のために景気を冷やさない言葉に注意を払ったのでしょうか? そんな気がしますね。 トランプさんになったら首になりそうですしね、、、
私個人としてはアセットアロケーションはしつつ買い向かっています。 その中での比率をどうするかが重要だと思っていますので、グロース銘柄は少し減らしました。
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