今日は7月がスタート。 もう今年に入って半年が過ぎましたね。 この半年で米市場は概ね堅調に推移、特にハイテク株で多く構成されるナスダックは約40%の上昇です。 去年の相次ぐ利上げによって大幅な調整を余儀なくされたナスダックは今年に入って大きく上昇。 AIブームもありさらなる変革が経済を盛り立てる構図となっています。
また、時価総額1位のアップル(AAPL)は3兆ドル(約434兆円)に到達。 2位に5000億ドルもの差をつけて独走中です。 絶対的なブランドを確立しているアップルは強いですね。
今後のナスダックについては市場が年2回の利上げを織り込みつつあり多少の下落局面はあろうかと思われますが、概ね堅調な動きになるではないでしょうか? 今、景気は後退しつつあるのか、それともソフトランディングで緩やかな状況で済むのか?見極めは難しく大抵は過ぎてから振り返るまでわからないものです。 経済指標も上下まちまちで方向性に乏しく地政学リスク如何では落ち着きつつある物価も再び上昇する可能性も考えなくてはいけません。
それに気候問題。 今年はエルニーニョだそうです。 エルニーニョは気候変動によって世界的に異常気象を起こします。 その為、世界的な農作物の集荷に影響を与え食料の物価高を発生させます。 インフレが落ち着きつつある中ですが、年後半からは再び上昇する要因がいくつか考えられますので要注意です。 インフレが再び進めば利上げは継続か据置が予想され利下げは遠のきます。 そうなればナスダックの動きにも影響を与えます。 楽観視できないのが先々の動向です。
今やハイテク産業は無くてはならない産業です。 AIは特にメタバースやVRと違って将来性だけでなく実際の受注が発生している分野ですから今後の発展は間違いないでしょう。 大きな変革のバイブルになるAIは今後もハイテク企業を成長させるでしょう。 一方で忘れてはならないのはジェレミー・シーゲルさんが言う「成長の罠」に気を付けることです。 成長を期待して投資するのは鉄則ですが今、投資を増やすのが適切かどうかは精査が必要です。 短期か長期か戦略によって違いますが長期保有の場合は成長の罠に嵌らないように気を付けましょう。 個人的には成長分野では特にAI関連株には短期で数か月の投資がいいように思います。 長期ではいいパフォーマンスであるとは限りません。 株は先を見越した金額が今の株価に反映されています。 今までの十分な上昇が期待値というわけです。 その後はどうなるかは分野の成長性と企業の決算がカギとなり場合によっては今がピークという事もあり得ます。
私個人は今は将来性のある日本株を少しづつ買い増しながらハイテク株には投資せずS&Pのインデックス投資を続けていきます。 アメリカの全株やS&Pを買うことは概ねハイテク大手株全般を買ってるのと大差ない気がしてます。 個別株はボラティリティが高い可能性もありハイテク株に関してはS&Pインデックスで投資したと考えています。
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