7月18日、米国でバンク・オブ・アメリカ・コーポレーション(BAC)の第2四半期決算が発表されました。 好調な大手銀の決算が続いて、大手銀行株を中心に上昇しましたね。
決算内容。
気になる決算内容ですが、
- 売上高 予想$25.02B 結果$25.2B
- EPS 予想$0.84 結果$0.88
と売上高・EPSともに市場予想を上回り、純利益は$7.4Bで前年比18.6%の上昇で好決算だったと言えます。 ですが、売上高は他行に比べて前年比11.1%のパフォーマンスは大きくなく低成長といったところでしょうか? 今年全米を震撼させた数行の銀行破綻をうけて多くの資金が安定的な大手銀行に流入しています。 その恩恵を受けた格好のBAC。 その他、政策金利の上昇が続く中、利ザヤを稼いできたことも大きく収益に貢献したでしょう。
- 純金利収入 13.8%の上昇
- クレジット利用額は16.5%の上昇
で、高金利と個人消費が大きく影響しているようです。
今後の考察。
モルガン・スタンレーや証券会社のチャールズシュアブも好決算を発表し金融株全体がいいムードになっていますね。 ですが、先々を考えるとFRBの利上げも年内に1~2回がコンセンサスとなりつつありますし、来年はリセッションにより利下げになると予想され長期的に見て好決算が続く環境ではないと思われます。 また、長短金利差が逆転する逆イールド状態が長く続いており、過去データから見れば逆イールドの期間と景気後退期間が比例するらしいので今回の逆イールド期間が長続きしている事を踏まえれば景気後退が長く続く可能性も考えていなければいけないなと個人的に思います。
基本的にBACは投資の神様、ウォーレン・バフェットも好んで保有している株でコロナ禍で多くの銀行株を売った中でもBACは手を付けなっかので有名です。 有名な投資家の真似をして購入してるわけではないですが、個人的にBACは長期保有銘柄。 今後も買い増していきたい株ですね。
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