ご無沙汰しています。 しばらくブログを書く気にならなかったのでお休みしてましたが、時間ができたので書こうかと思います。
日経平均は37,000円に到達する勢いで1989年12月29日につけた過去最高値である38,915円も視野に入ってきていますね。 国内でもニュース等で湧き上がっていますが未だ日本の株を買ってるのは海外の投資家がメイン。 ちょっと寂しい気もします。
米市場も2月に入ってからの上昇は緩やかなものになっていますがS&Pは過去最高値の5026.61を記録しています。 期待に外れて米国の経済は堅調で早ければ3月にもFRBは利下げするんじゃないかとの観測はどんどん遠ざかってるようです。
日米の経済を考えれば日銀の政策金利も極端な事は出来ず、円高も極端なものにはならないように感じますし。 米国は大統領選挙もあり経済的な政策がとられる可能性が高くドルは強そうです。 よってドル円はなんだかんだと言いながら円安方向で考えたほうがいいような気がしますね。
そこで、タイトルでも書いてる通りビットコイン(BTC)がここへきて再び上昇基調です。 今年の4月には半減期があり市場に流通するBTCの量が減ることで価格が上昇する事がコンセンサスなのですが、それを見越しての上昇が今年に入ってから顕著です。 ではBTCは今後さらに上昇していくのでしょうか? 半減期の詳しい説明と共に説明していきますね。
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BTCの半減期とは?

BTCの半減期はどういってものでしょうか?
半減期とはマイニングによって得られる新規発行のビットコインの量が半分に減少する時期を言っています。 マイニングとは採掘の意味で鉱山の採掘になぞらえて読んでるようです。 マイニングはBTCのブロックチェーン上で新しいデータを承認する作業と新しいBTCを発行するために行われます。
BTC等の仮想通貨は総発行枚数が決まっている為、現存するBTCにブロックにどんどん新しいデータが繋がれていきます。 その為の承認をするのにマイニング(採掘)が必要となるのです。 また、マイニングをしたマイナー(採掘者)には新しいBTCが発行される仕組みです。 その新しく発行されるBTCの量が半分になる時期を半減期というんです。 過去3回、2012・2016・2020年に半減期を経てますが半減期を機に上昇している事が投資家の間ではコンセンサスとなっており今回の半減期にも上昇を見込んでる投資家たちが多いと思われます。
半減期は4年に1度訪れるようになっています。 それは何故か? それはビットコインのブロックは約10分に1つ作られる仕組みのため10分×21万はおおよそ4年となるからです。

過去3回の半減期はどうだったのか?
では、半減期に上昇すると言ってもどこまで?いつまで?上昇するのでしょうか? 過去3回の半減期を振り返ってみましょう。
先ずは2012年の半減期です。 この時のマイニング報酬は50BTC~25BTCに半減しています。 しかし、この時期のBTCは上昇していません。 原因はこの当時、仮想通貨の取引をしている人が少なかったことが影響力の無い結果となってしまったのではないかと言われています。 しかし、翌年には急上昇を記録しています。

次は2016年の半減期です。 この時のマイニング報酬は25BTC~12.5BTCに半減しました。 この時点ではビットコインの認知度も高まっており、取引も活発に行われていたため、値動きにも影響を与えたと言われています。半減期が訪れる直前の5月から徐々に価格が上昇し、半減期直前の6月末に急降下しました。そして半減期を迎えた後に再度価格が上昇するという値動きをしたのです。

最後に2020年の半減期です。 この時のマイニング報酬は12.5BTC~6.25BTCに半減です。 新型コロナウイルスが原因で大きな下落を経験した後でしたが5月の半減期に向けてじわじわと上昇したようです。 このころには半減期の上昇は織り込み済みであったことから半減期直後には上昇はあまり見られなかったようですが、その後に大きく上昇していきます。

過去3回を振り返ると半減期後の半年後には大きく上昇している事が伺われます。 2012年の時の上昇はキプロスの銀行危機が上昇の主因である可能性がある為、参考にならない可能性もありますが、概ね半減期の3~6か月後には過去最高値を超えて上昇しているようです。
今回の半減期はどうなる?
それでは本題ですが、4回目である2024年の半減期はどうなるのでしょうか? セオリー通りであれば半減期の直前である1~3月に上昇し、4月には一旦下落。そのあと10月ごろには1~3月に付けた最高値を更新してさらに上昇していく事が予想されています。
今の所、セオリー通りにBTCは上昇しています。 ですから3月~4月には一旦急落も覚悟する必要がありそうです。 今は半減期の上昇に向けてBTCを仕込んでる投資家たちの動きで買いが進み価格が上がってるのではないでしょうか? 半減期での上昇は織り込み済みの面が否めないので3月~4月には株と同じように『噂で買って事実で売る』現象が起きる可能性が高いのではないかと思います。 ですから3月から4月は急な下落に要注意ですね。
その後底を付けた価格は10月ごろには過去最高値を抜けて上昇するというのが皆の共通認識だと考えてます。
今からでもBTCを買うほうがいいのか?の問いには難しい時期だと思います。 長期的に考えればいつ買っていいのですがこの半減期で収益を上げるのであれば3~4月に来るであろう下落で買いに行ってもいいのではないでしょうか?
まとめ
一時期、最高値からコロナによって大きな下落を経験したBTC。 その後、2月現在、過去最高値にじわじわと迫って来ています。 過去3回の半減期の経験を鑑みればこのまま過去最高値を抜けてさらなる上昇が期待できます。 気を付けたいのは一旦あるであろう調整局面。 コロナ前から持ち続けているBTC保持者が過去最高値を超える付近で売る可能性が高く、下げやすいです。 しかし、先を見れば年末に向けてさらなる上昇が見込めるため、下落局面に売るかどうかを迷うところですね。
あくまでBTCは一つの投資対象です。 自分のポートフォリオで10%を超える買いは避けたいところ。 仮想通貨はボラティリティが高く大きく収益を得る事ができる反面、大きく損する可能性も高いです。 買い向かう時に今の価格が天井ではないか?を問う習慣が必要かと思います。
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