この3連休でお出かけの方も多いかと思われます。 天気も良かったし私は近くの島に行ってました。 ここ数年県の方針で観光地化が進み、島に行くのにフェリーを使いますが多くの乗客がいて座席に座れない程になってます。 もちろん観光客は日本人だけでなくインバウンドの方たちも多いです。 県民として観光客が多いのは喜んでいます。 フェリーも新しいですし乗船場も新しくなって快適です。 地域の伝統と発展は両立してこそ魅力あるものになるなと感じています。
私事と言えば先日、来年にロールオーバーになるNISA枠で買った株の売却をしました。 浦出持っとけばいいという意見もありますが何となく気持ち悪くなって売りました。 全部ではないですけどね。
今日は旧NISAロールオーバーになる株は売った方がいいか、それとも売らずに払い出されても持ってた方がいいのか? 考えていきたいと思います。
ロールオーバーてなに?
「ロールオーバー(rollover)」は、金融やITなどで使われる専門用語で、文脈によって意味が少し変わりますが、共通しているのは
期限が来たものを、次の期間へ繰り延べる(延長する)こと
です。
よく使われる場面と意味の違い
| 分野 | 意味の具体例 |
|---|---|
| 投資・金融(例:先物、FX) | 満期になったポジションを次の期へ延長すること。手数料や金利差が発生することがある。 |
| 預金(定期預金など) | 満期に自動で再預け入れすること。 |
| 税金(米国の投資口座など) | 課税や手続きを次年度へ繰り越しすること。 |
| IT(コンピューターネットワークなど) | ログファイルなどを次のファイルへ切り替えて継続すること。 |
金融の例で超カンタンに
例えばFXでポジションを持っていて、
今日が期限だけどまだ持ち続けたい!
→「ロールオーバーします」
=期限を翌日に延長(その際にスワップ金利が付くことがある)
そんな使い方です。 ですが今回のロールオーバーってNISAでの事です。
そうなると少し意味合いが違ってきます。
NISAでのロールオーバーとは?
旧制度(一般NISA)において、次のような仕組みが「ロールオーバー」と呼ばれていました。
- 一般NISAで購入した金融商品は、非課税保有期間が5年間でした。
- その5年が満了したとき、以下のいずれかの選択肢がありました。
- 売却する
- 課税口座(特定口座・一般口座)へ移す(=非課税枠を使わない)
- 翌年のNISA(翌年の年間投資枠)を使って、保有を継続するために「移管する」=ロールオーバー
→この場合、時価をもとに翌年の非課税投資枠を用いて運用を継続できました。
- この仕組みによって、値上がりしていた場合でも非課税の恩恵をもう5年受けられる、というメリットがあったわけです。 ですが、旧NISAは運用が新たにできなくなり上記の方法は取れなくなってしまいました。
「新NISA」以降の変更点
ただし、2024年1月から始まった「新しいNISA」制度では、このロールオーバーの扱いが大きく変わっています。
- 新NISAでは、非課税保有期間が「無期限化」とされました。
- そのため、 旧制度の一般NISAで行われていた“翌年の非課税枠へ移管して非課税を延長する”ロールオーバーの制度自体が、適用されなくなりました。
- また、旧NISAで保有している商品のうち、非課税期間が終了するものについては、 新NISAへそのまま移管(ロールオーバー)することはできません。
- よって、旧制度で保有していて、非課税期間満了を迎える商品は以下の扱いとなります:
- 自動的に課税口座(特定口座/一般口座)に移管される。
- 移管時点での時価が “取得価額” になるため、移管後に値上がりすればその分が課税対象になる可能性があります。
注意すべきポイント
- 旧一般NISAで「5年間」の非課税期間を迎える商品がある場合、その満了時期と時価を把握しておくことが重要です。例えば2021年に購入した分なら、2025年末で満了となるケースがあります。
- 満了時点で価格が購入時よりも下がっていた場合、移管後に値上がりして売却すると「購入時より低い水準」でも課税されることがあります。
- 旧NISAの枠・新NISAの枠は別管理なので、旧制度分を今後どう扱うか(売却/課税口座へ移す)を検討しておく必要があります。
- 移管(課税口座へ)手続き自体は多くの場合「自動」で行われるケースが多いですが、売却を検討する場合は “受渡日” を確認し、年またぎで受渡が翌年になると非課税扱いにならない可能性もあるので注意です。
ロールオーバーになる株は売却したほうがいい?
結論からいうと──
「ロールオーバーになるから売る」ではなく、
今後の値動きと税制上の損得を比較して判断する
ことが大切です。
旧一般NISA → 課税口座へ移るときのルールが判断のポイントになります👇
ロールオーバー株の判断ポイント
売らずに課税口座へ移して保有を続けた方が有利なケース
| 状況 | 理由 |
|---|---|
| 今後さらに値上がりしそう | 値上がり益を取りにいける |
| 現在含み損 | 課税口座移管後に値上がりして売却しても課税が少ない or 損益通算に活用できる |
→「長期的にまだ伸びる」と信じられる銘柄は保有継続が選択肢。
売却を検討した方が有利なケース
| 状況 | 理由 |
|---|---|
| 現在含み益が大きい | 今売れば値上がり益は全部非課税で確定できる |
| 今後成長に不安がある | 課税口座に移ったあと値下がりすると非常にもったいない |
| 今の銘柄より、新NISA枠で買いたい銘柄がある | 資金効率を改善できる |
特に注意したい落とし穴
ロールオーバー後(=課税口座へ移った後)は…
移管時の時価が“新しい取得価額”になる
例)取得時:100万円
- 満了時の時価:150万円 → 課税口座へ
- その後150万円で売却
100万円→150万円なのに…
→ 口座移設後の評価額は150万なので課税はゼロ。
購入当時の評価額だと50万の利益が出てますので本来なら50万に税金がかかってきますが、払い出された時点での評価額が購入価格になる為、利益50万は実務上消えます。
✋損得の最終判断は「今の評価額次第」
- 含み益が大きい → “非課税のうちに利益確定”も強い選択肢
- 含み損 → 焦って売らず、課税口座移管後の回復を待つのもあり
まとめ
以上、ロールオーバーになる株の売却判断を考えてきましたが私は一旦売る決断をしました。 どれも含み益を抱えてる株が殆どではあるので一旦利益を確定して今後株価が下がれば買増していこうかと考えました。 今回売却した株はKO(コカ・コーラ)、RIO(リオティント)、FCX(フリーポートマクモラン)、IXC(iシェアーズグローバルエネルギーETF)でした。 リオティントは損を抱えていたので売らなくても良かったかも知れませんが、確定申告時に面倒なのも嫌だなと考えて売却しました。
また、日本株では8306(三菱UFJフィナンシャルグループ)も売却対象なのですが、今売るのか迷ってます。 含み益は大きいのですが(700円で買ってますので、、、)売った後に買増すか?って考えると今の株価で買増す気にはなれないですからね。
皆さんはNISAで投資してる人も多いと思いますがどうしてますか?

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