ここ最近のファンダメンタルズと市場の動きについて自分の思う所を書いてみました。 まだまだ初心者で間違った解釈や足らない思考面があるかとは思いますが、温かい気持ちで読んでい頂けるとありがたいです。
まずは先日発表された米雇用統計。 結果はと言うと、、、
- 5月非農業部門雇用者数は予想19万人増→結果33.9万人増
- 5月失業率は予想3.5%→結果3.7%
- 5月平均時給(前月比)は予想0.3%→結果も0.3%
物価は落ち着きつつあるものの経済は底堅い。 といった状況でした。
雇用者数は先日発表されたADPと同じで予想より随分上に振れた数字が出ました。 景気後退が始まっていると言う割には雇用面は強く推移しているようです。 失業率に関しては予想より上昇してはいますがまだまだ低い水準。 平均時給は一旦伸びが止まったようです。 引き続き様子を見たいところですが急激な景気後退が無いのではないか?と思わせる内容でしたね。
次に米債務上限問題。 予想通りギリギリの所で上下両院で可決しましたね。 両党が歩み寄って合意に至った、という風に演出されていますが内容を見れば、ほぼ民主党の政策は今まで通りで共和党の言い分を聞いた個所は変わったように見えて結果は変わらない内容だそうです。 バイデン大統領のにやけ顔がうかがい知れますね。
この2つの懸念材料が出尽くし、米市場は好感。 ダウは701.19上昇しました。 ここ最近の曇った動きを払うかのような上昇でした。 ですが最近市場を引っ張ってきたナスダックはダウやS&Pに比べて低上昇。 AIブームに対する警戒感や上げすぎ感のせいか鈍い動きでした。
で、この先どうなるのか? ですが、FOMCの利上げが始まってから6か月~9か月でその効果が出始めるらしいので今ぐらいから夏にかけてファンダメンタルズも下がってくる可能性が高いと思います。どの程度市場が織り込んでいるかはわかりませんが緩やかな景気後退と6月の利上げに関しては無いと見ていると思います。 今月は突発的な時事が無ければ安定した値動きになるのではないかと考えています。 まぁ この後のCPIが大幅に予想に反した場合は荒れる可能性は大ですが。
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