昨日の米4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比 予想5.0%に対し結果4.9%。 コアCPIは予想5.5%に対して結果も5.5%と物価の落ち着きを示す結果だったと思います。 ですが、顕著な下げではないので市場もダウは下げ、S&Pとナスダックは上昇という方向の一致しない動きでした。
この結果では来月の政策金利は据置の公算が高まります。
そして本題。 米の債務上限問題。
なんやかんやで最終的には合意するでしょうけど(しなければ選挙負けるので)今回はぎりぎりまで決着のつかない予想が大半のようです。 バイデン大統領の支持率が36%と低迷し続けている事で何としてでも譲歩を最小限に収めたい民主党と政府の歳出を抑えたい派が強い今回の共和党でマッカーシー下院議長のリーダーシップの弱さとが相まって交渉がうまくいかなさそうだと言う向きが優勢です。
もしぎりぎりまで決着がつかない場合、市場のボラティリティが高まり発言の1つで大きく上下することになりそうです。 それに以前2011年8月5日にもあったような米国債の格下げが懸念されてます。
そうなれば大きく市場は下落しドルは売られることになると思います。
イエレン財務長官は早ければ6月1日には上限を迎えると警告しており、ここ最近のドル/円の動きがジワジワ下落してることを考えればこの先交渉の進展が見られない場合ドル/円が下がり続けそうですね。
今後の両党の泥試合を注意して見ていきたいものです。
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