昨日の日経平均の大幅な下げは植田日銀総裁のハト派発言によるもので日本の政策金利がまだまだ上がらないと考えた投資家たちが売りに転じたようです。 特にハイテク株に影響があるようでした。
またカナダ銀行が市場の予想に反して3会合ぶりに政策金利の利上げに踏み切った。 政策金利は4.75%と2001年以来の高水準。 ことでFRBへの利上げ観測が高まったことで市場は弱い動きに留まったようです。 声明で「経済における需要過剰は総じて、想定より根強いように見受けられる」と指摘。「需給のバランスを取り戻しインフレ率を持続的に2%の目標へと回帰させられるほど、金融政策は十分に抑制的ではなかった」と説明したようです。
CMEフェドウォッチによれば今月14日のFOMCでの利上げ確率は5.00~5.25の変わらずに67.9%、5.25~5.50の確率は27.5%。 また7月26日のFOMCでは5.25~5.50が50.9%、5.50~5.75は14.3%となっており市場は大方6月は据置、7月は利上げで固まってきているようです。 ただ直前のCPIの結果が著しく強い場合は6月利上げのサプライズが無いとも言えなくなってきます。
少なくとも今回、予想外のカナダ銀行の利上げはFRBにプレッシャーとなったことでしょう。
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