8月2日の日経平均は-768.89円下がって取引を終えました。 大幅な下落です。 一時は850円超の下落になった。 8月は市場が荒れやすいアノマリーがあり警戒の月です。 ですが、始まって早々の大幅な下落です。 何がげんいんだったのでしょうか? 今日は本日の日経平均の下落理由について書いていきますね。
大幅な下落要因
本日の日経平均を大幅に下落させた要因としてニュースで語られているのは大手格付け会社であるフィッチ・レーディングスが米国債の格付けをAAAからAA+に格下げしたから。というものです。 フィッチ・レーディングスの言い分としては財政の悪化や債務の増大、債務上限をめぐる度重なる対立によるガバナンスの低下をその理由だという事です。
国債の格付けは国の債務返済能力を示す大事な指針でその国の経済健全性を示しています。 これは投資家たちにとって最も大きな判断基準となります。 これまでも債務上限問題で対立するたびに格付け会社から格下げされてきた歴史があります。 今回も格下げは免れないと言ったところです。
また、国内の長期債金利が0.625%まで約9年ぶり上昇を見せたことで金利の上昇に影響を受けやすいグロース株を中心に大きく下げたようです。
それに前日の米市場でハイテク株を中心に利益確定売りが出ている事からその流れを引き継いだ格好となっています。
この先をどう読むか?
では、この先はどのように市場は動きやすいのでしょうか?
考えられることとしては格下げの影響はしばらく下落基調を作る可能性が高いようです。 過去のデータを見ても1週間ほどの下落が続いている事が多いようですので考慮に入れておいたほうがいいですね。 また、短期で戻すようなら地合いが強い可能性があり、ここ数日の市場の動きは警戒が必要です。 冒頭でも触れましたが8月はボラティリティが高くなる傾向がありますので個人的には動かない事がいいのではないかと考えています。 9月からの安定期に向けて蓄えておくのもいいですね。
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