ここ最近の日米の株式市場は最高値を更新して絶好調のようです。 22日に付けた日経平均の終値は3万9098円68銭とバブルの1989年12月29日に点けた終値を超えて過去最高値を更新しました。専門家たちも早々に4万円に到達するだろうと予想しています。
一方、米市場はと言うとこちらも23日ダウ工業株30種平均は3万9131.53ドルと過去最高値を達成しています。 今回の更新はエヌビディア(NVDA)の好決算と重なって益々買いポジションをとる投資家が増えるでしょうね。
しかし、絶好調の市場とは裏腹にこの先に大きな暴落があるのではないか?と懸念する人たちが居ます。 急激に上がる日米の株価はバブルと言ってもいい次元です。 『バブルは必ず崩壊する』と言いますから、この上昇には下落が付き物です。
そこで今回は暴落はあるのか?、また、暴落はいつあるのか?について私の考えを書いてみました。
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暴落の予兆があるのか?
先ず、暴落には必ず要因があります。 『原因と結果の法則』ですよね。 一体、今回暴落を引き起こしそうな要因には何があるか?
- 米国の商業用不動産低迷による銀行破綻。
- 中国の不動産市場の破綻。
- FRBの再利上げ。
- 日銀による金融緩和解除の失敗。
- 地政学上のリスク。
他にも要因になりそうな事はありますが、暴落を引き起こすキッカケは様々です。 一旦暴落が始まれば不安の連鎖が大きな下落要因となります。 市場がパニックに陥れば下落を止める術は時間しかないでしょうね。 また、X(旧ツイッター)でウォーレン・バフェットやソロス、ビルゲイツ、ザッカーバーグにジェイミー・ダイモンが自社株を大量に売却してるようです。 インサイダーによる大量の売買には色んな理由がありますが不安感を煽る情報ですよね。 この先の暴落を予見しての売却なのでは?と疑いたくなります。
ともかく、急激な上昇には調整局面が訪れます。 それはヨコヨコ相場だったり下落相場だったりします。 市場の原理でずっと右肩上がりは無いのですから必ず来ることです。
暴落はいつあるのか?
では、暴落があるとしたらいつ頃なのか? 気になるところですよね。 米国の暴落で有名な世界恐慌、ブラックマンデーやリーマン・ショックはいずれも秋頃に固まっています。 9月10月です。 この時期は市場参加者の季節要因もあるんです。 季節要因とは秋ごろには決算前の利益確定やボーナス確定売りが多く重なる時期なんです。 その為、下落に拍車をかけやすいんですね。
今年の秋頃って?って考えると11月に米国の大統領選挙が控えていますよね。 その前の9~10月にはトランプさんが色んな発言で市場を動揺させそうですね。 バイデンとトランプだとトランプ有利な気がします。 トランプも色んな懸念がありますが、米国自体の経済活動にとっては歓迎されそうです。 色んな懸念は数えればキリがないですし、いつに?というのも正直わからないです。 ただ、秋頃は暴落した歴史があるので注視していきたいですが、キッカケはいつ来るかわかりません。 いつ暴落が来てもいいように資金を全部投資に回すのではなく暴落後に買いに行ける余力を持って投資したいですね。
まとめ
結局のところ暴落はあるのか?って事ですが、私の考えでは今の所ないんじゃないでしょうか? 商業用不動産の低迷による銀行破綻は大手銀行に影響ないように思いますし、中国の不動産市場の破綻もワールドワイドに広がるとは思えません。 FRBの再利上げについては今の所、インフレは落ち着きつつあるようですし、再利上げが市場に与える負の影響の大きさはパウエル議長も十分に理解しているでしょうから再利上げに踏み切らざるを得ない時も市場との会話を重視するでしょう。 先ほどでも触れたインサイダーによる大量自社株売りも株は安く買って高く売るのが鉄則なので今が売り時って事だと思います。 それに大量と言っても彼らが持ってる株の一部に過ぎません。 大げさにすることでもないと思えます。 今年は米国の大統領選挙年です。 今までのデータでは現職大統領が立候補しての大統領選挙の年には12%程の上昇が見込めるそうです。 それは現職大統領が自身の再選に有利になるような政策を実行するからだそうです。 そりゃそうでしょうね。
米国は急激な利上げによって経済にジワジワ負の影響を与えています。 その負の影響が如実に表れる頃には利下げがあるでしょうし、はっきり言って地政学上のリスクは考えても限がないので考えてないです。
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