日銀のYCC上限の柔軟化。 その後の本日の市場は予想と違っていました。 なぜでしょう?
予想ではYCCの柔軟化後は円高ドル安に振れ、日本の長期金利である10年債の金利も0.5%から上昇するだろうと。 ところが本日の動きを見ても為替は逆に円安ドル高。 執筆時点で141.90円と142円になりそうな勢い。 先週末に138.07円まで円高になりましたが結局円安に推移しています。
また、日本株も先週末の米株高を受けて上昇中です。 思ってた展開と違うな、、、という所です。
なぜ、セオリー通りの円高ドル安、株安にならなかったのでしょうか?
日銀によるYCCの上限撤廃等の柔軟化は織り込み済みだったという事です。 市場の中では日銀のYCC上限の引き上げや撤廃はあらかじめ株価に織り込んでいたという事です。 それゆえ、日銀による発表の後、一時的に動揺が見られましたが徐々に元の値に戻っていきました。
かねてから、日銀の何らかの変更は見込まれていたため今回のような柔軟化は思ってたより軽いのきたな。 という事でしょうか? 円高を待っていた私としては肩透かしを食らった格好ですが、今後の動きにも注意していきたいですね。
コメント