米利下げで恩恵を受けるのは?

コモディティ

 暑い日が続いてますが朝晩の体感温度が少し下がった気がしませんか? 朝晩だけでも少し過ごしやすくなったような気もします。  ですが、日本は台風がどんどん押し寄せてきてますので湿気がすごいです。 ムシムシした湿度の高い気候は本当に嫌いです。 ちょっと動いただけで汗が出てきます。

 夏なんてなければいいのに、、、 

 さて、夏への不満はさておき。 昨日はアメリカのジャクソンホールで開かれた会議でのでパウエル議長発言で米市場は3市場とも1%を超える上昇。 ドル円は円高になりましたね。 

 ジャクソンホール会議はアメリカ西部のワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済・金融のシンポジウムです。 (今までジャクソンホールって言う会場名だと思ってましたが地名でした。) FRB議長や各国の中央銀行の要人や経済人が集まる会で毎年夏に開かれるそうです。 前々からここでのパウエル議長の発言が注目されてましたが今回は「政策の調整をする時期が来た」とハト派の発言が多くなったようで9月のFOMCでは2020年3月以来の利下げが始まるだけでなく年内に100bpの利下げをするんじゃないかととの市場予想を否定しなかった事で市場は好感。 ダウ・S&P・ナスダックとも上昇しましたね。

 そこでこれからアメリカの市場は政策金利の利下げが続いていくと予想するわけですが、利下げがある場合はどこに投資すればいいんでしょうか? 考えていきましょう。

利下げで恩恵を受けそうな投資先は?

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 先ずは利下げ恩恵を受けそうな投資対象は何があるでしょうか? 

  • 米国債
  • 不動産
  • 負債の多い企業
  • 金(ゴールド)
  • ビットコイン(仮想通貨全般)
  • ドル円(ショート)

他にもいろいろあるかとは思いますが私が考える投資先は以上です。

一つ一つ見ていきましょう。

米国債

 米国債がなぜ金利が下がると恩恵を受けるのか?

 それは金利と密接な関係があるからです。 国債は金利が高いと値が下がり金利が低いと値が上がるシステムとなっています。 それは何故かというと国債には新発債と既発債とがあります。 国債を購入する時は選択できるのですが既発債はすでに発行された債券ですので例えば利下げで利率が下がればその下げられた利率は新規債から適用されます。 という事は既発債が利率5%だったとして新規債が4.5%だった場合は利率の高い債券が人気となり既発債の価格が上がるわけです。 

 利上げが行われるとその逆になりますからここ数年は利率が上がる状態でしたので既発債より新発債の方を買う人多く既発債は売られて値を下げていました。 これからFRBは利下げを継続すると予想されていますので新発債より既発債に人気が集まり既発債を買う人が多く価格が上がります。  価格が上がれば既発債を購入した時より価格が上昇した分投資した人は益が発生してるわけです。 私穂人は国債ではなく長期国債のETFを購入してますがジワジワ上昇してきてます。 

 一般的に金利を下げるという事は景気が悪くなるという事ですから株は売られます。 ですが株の投資家は売った資金を他の投資先へ移す人も居れば株のセクターを変更する人も居ます。 景気と金利の循環で景気が弱く金利が下がる局面ではヘルスケア・通信・公益・消費安定株が上昇しやすくなります。 それは景気後退局面ではグロース株が下げやすく前述の株がディフェンシブ株として好まれるためです。 ヘルスケアや公益・通信は不景気でも消費が衰えることが無く下げ相場でも他のセクターより下げが少ないのです。 消費安定株は景気が弱くなっても生活に必要なものは皆購入するからです。

 利下げが始まれば景気の後退も実感するようになりますから先々の事を考えてディフェンシブ銘柄を買っておけば大きな損を抱える事は少ないと考えられています。

 私個人のポートフォリオはディフェンシブ銘柄が多く急落局面でも下げはきつくなくて精神的に安定してました。 景気後退局面では以上の銘柄が上がりやすいですね。 8月に入ってからのディフェンシブ銘柄は顕著に上昇してます。

不動産

 金利が下がれば住宅購入にも恩恵がありますよね。 ここ数年は急激な利上げで住宅ローンの金利が上昇しインフレも相まって購入を控える人が多かったようですが金利が下がることが実行されればローン金利も下がる為、インフレも落ち着き価格も下がったうえに金利の負担も軽減されるので住宅購入者が増えて不動産関係は潤うでしょう。 私個人では不動産のETFを最近か言ってますが8月に入ってからジワジワ上がってきてます。 利下げを見越しての上昇でしょうね。

負債の多い企業

 負債の良い企業からしてみれば金利が下がれば借入金の利率も下がるわけですから大歓迎ですよね。 ですから、パウエル議長のハト派発言後に負債の多い企業の株価は上がっています。

 ですが、負債が多い企業の株を買うかどうかは検討の余地があります。 財務状況を把握してから投資判断したいものですね。

金(ゴールド)

 金は金利が下がると上昇しやすくなります。 それは、金には金利が無いので金利が高い時は株や債券に資金が流れがちです。 ですから、金利が下がってくれば金に資金を回す人が増えてきます。 また、景気後退の場面でもリスクヘッジとして金を購入する傾向が高くなりますよね。

 中国のように有事に備えて金を大量に購入する政府もありますのでこれからは金投資も上昇を期待できるでしょう。

ビットコイン

 ビットコイン等の仮想通貨は金利が下がると上奏しやすくなります。 過去の例からも利下げの後に仮想通貨は上昇してきています。  

 なぜ金利が下がると仮想通貨は上昇するかと言えば、低金利相場ではより高いパフォーマンスを求めてリスクの高い資産に投資しやすくなるためです。 そのため、金利が下がり始めると投資資金がハイリスクハイリターンの仮想通貨へと向かいやすくなるというわけです。  また、このところはナスダックと相関関係が高く金利が下がる局面ではハイテク株が上昇しやすくなるため連動で上昇する可能性もあります。 ですが、仮想通貨はボラティリティの高い投資先ですのであくまで余剰資金での投資をお勧めします。 私も3~5%の推移でしか投資していません。

 

ドル円

 最後はドル円ですね。 今まではアメリカが金利を上げて日本は金利が低いままだったので2国間の金利差がどんどん開いていってドル円は上昇していました。

 ですが、これからはアメリカは利下げに動き日本は利上げを考えている為、2国間の金利差は縮まっていく事が予想されるためドル円は下落していくでしょう。 

 これはどうしてかというと通貨に投資する人は利率が上がっていく通貨に資金を移すためこれからはドルを売って円に投資する投資家が増える為です。 ただドル円は色んな条件で決まる為、一概に円高が進んでいくとは考えない方がいいかもしれませんね。 私個人としては長期目線では円安方向です。

以上が利下げで恩恵を受けそうな投資先でした。

まとめ

 投資をする上で政策金利の行方はとても大事な事です。 ですが、今回のジェローム・パウエル議長のハト派発言は9月からの利下げが確実視される事ですから、利下げを見越して投資家たちは動くでしょう。

 そこで、私としては恩恵を受けそうな投資先の動きを見つつこれから下がる投資先に注意を払いたいと思います。 投資家たちは利下げで恩恵を受ける投資先には前もって動いてるはずです。 ですからこれから下がる投資先に注目して安い時に買い向かいたいですね。 それには数か月かかりそうですからじっくり腰を据えて構えたいと思います。 また、利下げで下げる投資先についても今後書きたいと思います。

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