米雇用統計とADP雇用統計の違い。

経済

 7月7日、七夕の夜に「米雇用統計」が発表されましたね。 結果はというと非農業部門雇用者数は22.5万人で結果は20.9万人と予想より弱かったです。 失業率は3.6%で結果も同じ3.6%で以前強い雇用環境が続いているようです。 平均時給は前月・前年同月ともに予想に反して高くなり依然として買い手市場が続いているようです。  雇用環境は依然として強くこの結果を踏まえて今年の利上げ回数を2回ではなく3回になるかも知れないと発言する連銀総裁まで出たことで米市場は下落基調となりました。 

ADP雇用統計と米国雇用統計の違い。

米国雇用統計はADP雇用統計と違いアメリカ労働省・労働統計局が発表する経済指標です。 非農業部門雇用者数・失業率・平均時給・建設業就業者数・製造業就業者数・金融機関就業者数等の計10項目の指数から構成されています

ADP雇用統計との大きな違いは調査も調査内容にも政府機関が入っているという事です。 ADP雇用統計は民間会社が民間企業を対象に調査していますが、米国の雇用統計では政府機関が民間と政府機関の両方の数値を合わせて発表しています。 ですから、普段は両指数ともに同じような数値になることが殆どなのですが今月のようにADP雇用統計は49.7万人、米雇用統計は20.9万人と大きく乖離することもあるのです。  同指数も大事な指数で市場も大きく反応する事で有名ですから毎月発表前にはライブ中継するユーチューバーやニュース機関・金融機関のチャンネルが多いです。 

市場の反応と今後の戦略。 

 ADP雇用統計と米雇用統計の2つの指標結果をみてFRBの姿勢はどう考えても利上げ方面で強くならざるを得ないですね。 FRBは経済の強さを雇用の環境で判断する傾向があります。 雇用が強いようであれば経済は強いという事です。 また、雇用者数では米雇用統計は予想より弱かった者の賃金は依然として強く賃金インフレはまだ沈静化していないと指数が表現しています。 一度上昇した賃金インフレは中々下がらない事がこれまでのセオリーとまで言われていますから、今、FRBは賃金インフレを抑えようと引き締めを強めるつもりでしょう。 利上げが続けば景気は確実に悪くなるため株にはマイナスです。 株は先を見越して動くため利上げが続くというセンチメントは株価を下げ続けさせます。  

 7月はその点も踏まえて下がってきた優良銘柄の値動きを注視しつつチャートでのサポートラインで反発した所を買いまして行こうかと考えています。 長期で買っている銘柄は殆どがディフェンシブ銘柄でこのところ下がっています。 いい数値に下がったら買い増してキャピタルゲイン・インカムゲインの両方を狙っていきたいですね。

コツコツどかーん

投資歴4年程の投資初心者40代後半♂です。 インデックス投資と個別株、コモディティに仮想通貨、たまにFXもちょっとだけやってます。  個人的な投資経験と投資情報を自己流に発信していきます。 資金は少ないですが継続は力なり!で前向きに続けていきます。

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