本日7月12日21:30時間、6月の米CPI(消費者物価指数)が発表されました。 米CPIは物価の動きをはかる重要な指標です。 インフレが続くCPIの数値一つで株価が大きく動くため注目される指標の一つなんです。
CPIとは?
米CPIとは、コンシューマ・プライス・インデックスの略で全米の約87%を占める都市部の消費者が商品やサービスに支払っている金額の変化を表したものです。 項目としては食品・エネルギー・住宅費・アパレル・医療費・教育費があるが、その中でも変動の激しい食品とエネルギーを除いて算出したコアCPIがさらに重要な指標でFRBもこの数字を大きく参考にして政策金利を決めています。
今日のCPIの結果は?
それで、結果は? というと。 6月CPI(前年同月比)は予想3.1%に対して結果は3.0%。 コアCPI(前年同月比)の予想は5.0%に対して結果は4.8%でした。 両指数ともエネルギーの下落によって下降傾向が続いているのを実感できる数字となりました。
この結果を受けて米市場は約280ドルほどの上昇(執筆現在)をしています。 インフレが落ち着きつつある数字が発表されたことはFRBの政策金利が年内2~3回を予想する現在から1回~2回に落ち着く可能性が高まります。 米国債の利回りは低下し、国債の資金が株に流れる可能性が高くなり株価が上昇します。 本日の米市場はなのもなければ上昇して終わるでしょう。
雇用統計やCPIの重要指標を受けてFRBは7月26日の政策金利決定会合でどのような発言をするのか?
気になるところですね。
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