ヘルスケアサービシズグループってどんな会社？
ヘルスケアサービシズグループ（HCSG）はアメリカ、ペンシルバニア州のベンセーラムに本拠を置く医療系ハウスキーピング会社です。 主に介護施設・老人ホームやリハビリテーション・病院等に洗濯やリネン類、施設メンテナンス・食事サービスを提供しています。 また、財務・法務・人事管理を一元管理するサービスも提供しています。 要するに、医療や老人ホームが多くなればなるほど顧客が増えて売上も上がる企業だという事ですね。 アメリカは日本ほど高齢化は進んでいませんが着実に老齢者は増えていますし老人ホーム等の施設は増え続けていますので今後、多くの施設がHCSGのサービスを必要とするでしょう。
ですから、将来的に規模を大きくする可能性のある企業として注目しています。
直近の決算はネガティブサプライズ。
では、HCSGの財務状況はどうでしょうか？ 正直言って不安定なのが実情です。 コロナ禍の影響で介護施設や老人ホームの利用者減少があり収益は下降気味です。 売上高はここ数年下がっていますし、2021年～2022年の営業キャッシュフローは大きく前年割れをしています。
直近の10月25日の2023年度四半期決算発表では、売上高4億1138万ドルと前年同期比0.7％減。 営業損益は521万ドルの赤字転落、EPSは-0.07の赤字となった。 決算の発表を受けて当日の市場は9.7％を超える暴落となったが次営業日には8.3％の上昇でほぼ決算前の株価に戻ったのです。 その後の展開は予想し難いですが、コロナも下火になり施設サービスを受ける人が増えれば売上も上がっていくのではないでしょうか？ それとも業績は上向かず下がっていくのでしょうか？ 私個人も数年前からHCSGに投資していますが、買った時から見て60％程に下がっています。
今後の投資スタンスはどうする？
今までの決算も下がり基調です。 コロナ禍を過ぎてどのような経営が行われるかに注目してい所です。 本来なら買った時より大幅に下がっている為、売却するのが適当な手段だと思っていますが、私はもう少し経営状況を見てみたいと考えています。 これから、アメリカもHCSGのサービスを必要とする施設は増加すると読んでいる為、需要はあると考えています。 もともと短期で買った株ではない為、もう２～３四半期決算を見てから判断したい所です。
今は長期金利の上昇で株式市場は全体的に弱含んでいます。 このような時ですから、あわてて判断せず冷静になって検討していきたいですね。
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