5月のFOMCで0.25%の利上げが行われた際、大方の見方は6月以降の利上げはないだろうというものでした。 連銀総裁の発言もタカ派とハト派に分かれてる状態でどちらにも変わる用意はある。 というのがパウエル議長の発言からもうかがえるものです。
しかし、ここ最近の経済指標の好調や金融不安の落ち着きもあってか利上げの可能性が高まっています。
CMEフェドウォッチによれば6月の政策金利の見通しは据置(5.00~5.25)に62.2%、0.25%の利上げの可能性には37.8%と利上げ可能性が高まってきています。 また、7月に至っては0.25%の利上げの可能性について48.7%にまで高まっています。
つまり、7月までに0.25%に利上げする可能性が高いことを示唆しています。
市場の見方は依然として年内の利下げを織り込んでいますが直近では再利上げを考えているようです。
政策金利については6月のFOMCでどうなるかは不透明です。 ブラックアウト期間に入る6月3日まではFRB関係者の発言を注意していかなければいけませんね。
一方、市場では高時価総額のハイテク株が好調で、ダウは弱含んでいるにも拘らずS&Pやナスダックは上昇基調です。 アップルやマイクロソフト等のハイテク株が全時価総額の多くを占めている状況なので他のセクターで振るわなかったとしてもトップ数社の株が上がれば市場が引っ張られていく。 そういう状態です。 なのでナスダックだけ突出して上昇しています。
私個人的にはインデックスファンドでプラスですが個別株は総じて下落基調です。 時価総額の高いトップハイテク株は殆ど保有してないので恩恵はインデックスファンドだけです。 S&Pに連動したETFを持ってればトップハイテク株を持ってなくてもその恩恵は受ける、というのが私の考えなのでアップルやマイクロソフト等のハイテク株は殆ど持っていません。 長期で考えた高配当株を優先して個別株は構成しようと今も思っています。 これから景気後退は大小あれど避けられないと考えていますのでヘルスケアや生活必需品を長期的に仕込んでいきたいです。
そういう考えで行けば今の下落は買い場ということになりますね。 もうちょっと下げるのを待って2セクターは買い足していきます。
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