ご無沙汰しております。 5月よりブログをストップしておりました。 体を壊したとかではないのですが、精神的な余裕がなかったせいで執筆意欲が無くなり休止してたんですね。
さあ、こころかまた書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。
8月は突然日米の市場が荒れ始めましたね。 日経平均は過去最高の暴落を経験した翌日にはもう過去最高の上昇を記録してました。 ボラティリティが高すぎてここでエントリーして利益を得た人はリスペクトしますよ。
私はというと静観でしたね。 このような時は数日静観するって決めてます。 このような時に狼狽して売ったり買ったりしても高い時に買って安い時に売ってしまう、逆神になりかねませんからね。(経験済み)
8月前半はボラティリティが高く上下が激しく動いていたので静観してましたが後半は落ち着くんじゃないかと考えています。 様々なリスクと一緒に8月後半の相場を考えていきましょう。
8月前半の状況
8月前半は7月31日の日銀による政策金利決定会合の結果から影響を受けました。
日銀の植田和男総裁は政策金利をそれまでの0.1%から0.25%まで引き上げる事を決定。 今回も前回同様、政策金利発表前に日経新聞社にリークして31日朝には日経のニュースでは利上げ決定の報道がなされてましたね。
私自身は今回はまだ利上げしないだろうと考えていただけに好景気でもないのに利上げすんの?っと驚きました。 日銀からしてみればこのタイミングしかなかったのかも知れませんね。
会見で植田和男総裁は先々には継続して利上げする可能性もあるとタカ派的な発言があったせいで市場は更なる利上げを警戒して動揺しました。
そして同日の米、FOMCでパウエル議長は9月には利下げが行われる可能性が高い事を匂わせました。 そのことで日本は利上げ、アメリカは利下げで日米の金利差は今後縮小すると市場参加者は考えドルを売って円を買うキャリートレードが多くなりドル円は大幅に下落し、円高になりました。
さらに、信用取引等でレバレッジを聞かせた投資を行っていた投資家たちは急激な価格変動で強制決済されたり追証の必要性に迫られた結果、株価のボラティリティを押し上げたようです。
この揺れはまだ続いていて執筆時点(8月13日)の時点で日経平均は前場で800円を超える上昇を見せています。 落ち着かない相場は後半にも続くのでしょうか?
8月後半のリスク
そこで8月後半の相場リスクを考えていきたいです。
- イランやヒズボラのイスラエルに対する報復
- 14日の米7月消費者物価指数(CPI)
- 30日の米7月個人消費支出(PCE)
- 東南海地震の発生確率上昇
大まかに上げたリスク要因は以上です。
イランやヒズボラのイスラエルに対する報復
イスラエルがハマスの最高指導者であるハニヤ氏を暗殺したことで地政学的リスクは再び高くなっています。 ハニヤ氏はイランに訪問中に暗殺された為、イランとしてはメンツをつぶされた格好となっています。 その為、イランの最高指導者であるハネメイ氏は報復を宣言しておりヒズボラを含める反イスラエル連合は報復を数日のうちに実行しそうです。
実際に報復が前回のイランがとった攻撃程度であれば市場も大きく反応する事は無いかもしれませんが、連合による大規模な攻撃の場合はアメリカも参加する可能性もあり大規模な戦線となれば市場は大きく揺れ動くことになります。 大規模な戦争は避けてほしいですよね。 多くの人が悲劇を経験する戦争は無いに越したことはないのですから。
米・7月の消費者物価指数(CPI)
この指標は今回もとっても重要です。
CPIの数値如何でFRBの利下げ時期が前後するからです。 市場予想よりCPIが低い場合はインフレが落ち着いてきてる確固たる証拠が示されることとなる為、FRBは9月の利下げを確実に実行するでしょう。 乖離率によっては緊急利下げの可能性も囁かれます。 逆に予想より高い場合はまだまだインフレは継続的に下がってきていないと判断される場合があり、利下げ時期が遠のく可能性もあります。
今回のCPIは発表時に大きく市場を揺れ動かす場合が高いので発表前後での投資は控えたい所です。
米7月個人消費支出(PCE)
FRBが政策金利を決めるうえで最重要視してるのがこのPCEです。
アメリカの個人の消費を指数にしたPCEは景気を占うのに最も適した指標の一つですからね。 PCEが予想より高ければ米景気はまだまだ元気だという事になり今の状況ではソフトランディングの可能性が浮上して安心感から株高になりそうです。 ただ、FRBの利下げ材料とはならないので注意も必要です。 逆に予想より低い場合は景気後退が意識されハードランディングが意識されるため株価は下がると思います。 また、乖離率によってはFRBの緊急利下げや9月の利下げで大幅な利下げにつながる可能性を高めた場合は大幅な下げが考えられますね。
東南海地震の発生確率上昇
先日、日本の日向灘で大きな地震が発生しました。 今回の発生場所は南海トラフの震源域内であったため南海トラフ地震の発生確率が高まっているようです。 我々日本人はもちろんこの地震を今後経験するでしょう。 その恐怖が高まれば景気に影響を及ぼすでしょうし、投資してる立場から考えると日本株に対する投資を地震抜きで考えるのはリスクがあります。 私は地震はいつ起こるかわからないので投資する企業の海外比率や地震での影響度合いも考えて個別株は選んでます。
国が亡ばない限りインフラと金融大手はは絶対につぶさないだろうと考えていますのでその2分野は投資対象として考えてます。
8月後半の相場はどうなる?
以上のリスクを考えてみて総合的な判断をすると。 8月前半で大きく下げた市場は日米ともに回復を見せるんじゃないかと考えています。 リスク要因の一つが大きく影響した場合は一時的に下げが大きくなることはあるでしょうが、基本的に戻り相場のなりそうです。 ただ9月10月にはもう一段の下げが待ってる可能性もありますので個人的には今は現金化できるものは現金化し、下げが大きくなった底で買い向かいたいと考えています。
個人的な投資方針は高配当株優先です。
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