BFLY(バタフライ)の1ドル割れ。

個別銘柄

 医療用携帯画像診断機の販売で注目のBFLY(バタフライネットワークス)の株価がこのところ下がっています。  10月12日にはついに1ドルを下回ってしまいました。 

 バタフライネットワークスはニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しているわけですが1ドル以下が今後も続けば、最終的に上場廃止となる事案だけに気になるところです。 

 上場のルールとして株価が30営業日の平均で1ドルを下回った場合は、企業に警告書が送られ、6カ月の猶予期間中に株価が上昇しなければ上場廃止になります。 ですから、今のうちに持ってる株を売ってしまったほうがいいのか考えてみますね。

  バタフライネットワークスってどんな会社?

 先ず、そもそもバタフライネットワークスって何してる会社かという事ですが、コネチカット州ギルフォードを拠点とするデジタルヘルス企業で下記で書いてる通りの医療用携帯画像診断ツールを販売・フォローしている企業です。 

 科学者で起業家のジョナサン・ロスバーグ氏が2011年に設立した。ハンドヘルドでシングルプローブの全身超音波システム「ButterflyiQ」を開発・製造・提供する。スマートフォン、タブレット、病院のコンピューターシステムに接続するポイント・オブ・ケア(POCT)超音波イメージングデバイス「Butterfly iQ +」、ヘルスケアシステムの臨床・管理インフラストラクチャに統合する「Compass」ソフトウェアを備えた超音波プラットフォーム「Butterfly Blueprint」を医師、ヘルスケアプロバイダーらに直接、販売員や販売代理店、戦略的パートナー、eコマースチャネルを通じて提供する。(2023/06/12)

バタフライ・ネットワーク A 株価[BFLY/ButterflyNetwo]最新ニュース 日経会社情報DIGITAL – 日本経済新聞 (nikkei.com)

 特に上記の「バタフライiQ+」はこのユニットとスマホがあれば病院の機器が無くても超音波診断ができるというものです。 電源も必要としない為、屋外でも使用できますし、医師が居ればどこにでも行って使うことができるんです。 コロナ禍の時も大活躍したそうです。 値段も手頃なため個人的に欲しくなる方も居ますが、使用には医療従事者としての免許が必要なようです。

手持ち式超音波装置 – iQ+ – Butterfly Network – 多目的超音波画像診断用 / 白黒 / カラードップラー (medicalexpo.com)

 バタフライネットワークスはこのような機器を販売するだけではなく使用にはサブスクリプション契約が必要なため販売の売上だけではなく機器が売れれば売れるほどサブスクリプション収入も増えるわけです。

ファンダメンタルズ的にどうか?

 医療用の機器は画期的ですし、まだアメリカでのサービスが約70%と中心ですので世界的な広がりも期待できそうです。 ただ財務的には赤字が続いているのが実情です。 営業キャッシュフローマージン比率も規格外の高さで良くないですし、決算の予想はネガティブサプライズの常連です。

 ただ、EPS(1株あたりの純利益)は今年に入ってからプラスに転じています。 営業収入は伸びてはいますが大きな収益とはなっていません。 更なる販路拡大が急務ですね。

売ったほうがいいのか?

 今、BFLYの株が売られているのは長期金利の上昇が主な原因ではないかと思われます。 バタフライネットワークスはグロース株ですので長期金利が上がれば売られやすくなります。 ですが、ここ最近長期金利は下がりつつあるので長期金利である米国10年債の金利が下がるに連れて株価も回復しそうです。 

 地政学的リスクがかなり高まっている事も憂慮すべき点ですがこればかりはいくら心配しても先は分からないですしどうにかできる問題でもないのでここは考えないようにしています。

 私個人の意見としてはまだ継続して持っていたい株だと考えています。 上場廃止基準は30日平均が1ドルを下回ればという事なのでまだ心配ないかと思います。  という事で買い増しはしませんがまだ売らずに持っておこうと思います。

コツコツどかーん

投資歴4年程の投資初心者40代後半♂です。 インデックス投資と個別株、コモディティに仮想通貨、たまにFXもちょっとだけやってます。  個人的な投資経験と投資情報を自己流に発信していきます。 資金は少ないですが継続は力なり!で前向きに続けていきます。

コツコツどかーんをフォローする
個別銘柄投資
コツコツどかーんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました