日銀のタカ派発言で市場が動く。
植田和男日本銀行総裁は9月9日の読売新聞のインタビューで賃金と物価の好循環を見極める情報やデータが年内にもそろう可能性があると発言し、株・債権市場や為替市場はマイナス金利政策の解除を中心とした金融政策の前倒しを意識して動いています。
植田総裁はイールドカーブコントロール(長短金利操作)の柔軟化を決めた今年7月28日の金融政策決定会合後の記者会見で2%の物価目標について「持続的・安定的な実現を見通せる状況には至っていない」と繰り返し発言していて、今回の発言は一歩踏み込んだ発言ですね。