事前の想定通り6月15日に開かれたFOMCにおいて政策金利は据置の5.00~5.25%に。 役年間続いた利上げ局面が一旦停止になりました。 ただ、パウエル議長は今年のうちにあと0.5%の利上げの用意があると発言。 以前から市場で予想されていた年内利下げとの乖離が鮮明となった格好です。
これには根強い消費者物価指数(CPI)が大きく影響していると思います。 5月のCPIは予想より低かったもののFRBが重要視しているコアCPIは予想どおりで低下知らず。 この状況では一旦落ち着いている物価が再び上昇するかも知れず、警戒感を持っているようです。
今のところ次回FOMCである7月26日の政策決定会合でのCMEフェドウォッチでは、さらなる0.25%の利上げの確率を74.4%織り込んでいます。 おそらく、次回のCPIやコアCPIは再び上昇する可能性を考慮しているんだと思われます。 歴史を遡ってみても利上げを止めた後に再び物価が上昇する事がしばしば起こります。 今、年内の利上げは予定していない。 などと発言して楽観ムードを漂わせば市場のボラティリティは大幅に大きくなるでしょうからパウエル議長の発言もうなずける内容でした。
で、投資をどうするか?ですが、私個人の動きとしては全世界株式や全米株式等のインデックス投資のみコツコツ継続しつつ個別株はいいタイミングで買い向かいたいと考えています。 個別株においては日米市場どちらもそうですがハイテク株が上昇中です。 ですが、まだ上昇余力はあるとはいえ何か一つの出来事如何で下落が始まる可能性もあり今は様子見で行こうと思っています。 波に早くから乗れなかったのは残念ですが高値つかみにはならないように自分を律しています。
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