債務上限問題と日経平均。

米国時間昨日、バイデン大統領とマッカーシー下院議長が債務上限問題で協議しましたが話はまとまらず延長となりました。　この問題は6月1日には米国の債務上限に達し債務不履行に陥る可能性がある問題で毎回話し合いの元、解決されてきた経緯があります。

今回、バイデン側は無条件の合意を求め、マッカーシー側は歳出削減を条件にしています。　おそらくですが、お互いに精一杯やりました。　的なパフォーマンスが必要なためギリギリまで話し合い、合意に至ると思います。　むしろ市場はそう読んでるのではないかと思います。　ここで合意に至らない場合は市場や景気は大きく後退して米国の信用は失墜すると思われますし、合意しなかった側は次の選挙で大負けは確定です。　ですから、どちらもぎりぎりまでは頑張って合意するというのが大方の見方です。

市場はこのニュースのためか大きく下げています。　まぁそうだろうね、とは皆思ってるでしょうがセンチメント的に良くないことではあるので今は敏感に反応するんじゃないでしょうか？

翻って、日本市場。　1年8か月ぶりに3万円台で取引を終えています。　ここの所の海外投資家の買いで国内投資家も遅れまいと買い進んでるんでしょうか？　ただ、PER18.5倍で割高になってるところだそうでそろそろ調整に入るのか否か？　ていう所は気になるところです。